月10冊、本を読んでいました。
セミナーにも通った。メモも取った。ノートも作った。
で、1ヶ月後。
何も覚えてない。
樺沢紫苑さんの『学びを結果に変えるアウトプット大全』を読んで、その理由がやっとわかりました。
バスタブの栓、してなかった
この本で一番刺さった比喩があります。
アウトプットをしない学びは、栓をせずにバスタブにお湯を溜めようとするのと同じ。
どれだけお湯を注いでも、全部流れていく。
読んだとき、ちょっとショックでした。
だって自分、まさにそれだったから。
読む。聞く。忘れる。また読む。また忘れる。
バスタブにお湯を注ぎ続けて、「なんで溜まらないんだろう」って首をかしげてた。
栓、してなかったんです。
インプット3、アウトプット7
著者が提唱している「黄金比」があります。
インプットとアウトプットの比率は、3:7が理想。
最初これ見たとき、「多くない?」と思いました。
本を1時間読んだら、2時間以上かけて感想を書いたり、人に話したりする。
でも考えてみると、インプットだけで何か変わったことってないんです。
読んだ内容を誰かに説明したとき。実際に試してみたとき。
そのときだけ、何かが変わってる。
脳科学的な根拠もあるそうです。
2週間以内に3回使った情報は、長期記憶になる。
逆に言えば、2週間使わなければ「不要」と判断されて消える。
自分の脳、シビアすぎないですか。
「書く」と「体が覚える」
ここが一番「へー」と思ったところです。
書く、話す。これ、実は「運動」なんだそうです。
手を動かす。口を動かす。筋肉を使ってる。
だから「運動性記憶」として脳に刻まれる。
自転車の乗り方、一度覚えたら忘れないですよね。あれと同じ。
一方、教科書を黙読するだけの暗記は「意味記憶」。覚えにくいし、忘れやすい。
英単語、黙読だけだと全然覚えられないのに、声に出しながら書くとなぜか覚える。
あれ、運動性記憶に変換されてたってことです。
30点でいいから終わらせろ
100点を目指して停滞するより、30点でいいからまず完成させる。
自分、完璧主義なところがあって。
「もう少し調べてから」「もう少し練ってから」
いつまでも始めない。
でも30点でも終わらせれば、フィードバックがもらえます。
そこから50点、70点と上げていける。
やる気も同じ。
待っていても出ない。
5分だけ作業を始めると、脳の側坐核が興奮してやる気が出てくる。「作業興奮」っていうらしいです。
だから、30点でいいから手を動かす。
80のメソッドがあるけど
正直に言うと、この本には80ものメソッドが紹介されています。
全部やろうとしたら確実に挫折します。
「毎日ブログを更新しろ」「SNSで発信しろ」
いきなりそこまでハードル上げなくていい。
まずは「読んだ本の感想を3行でメモする」「学んだことを誰かに1分で話す」
そのくらいでいいと思います。
著者も「自分に合うものを選べ」と言ってます。
読んでから変わったこと
「インプットして満足」がなくなりました。
本を読んだら、必ず感想を書くようになった。人に話すようになった。
すると、本の内容が残るようになりました。
以前は1ヶ月前に読んだ本の内容なんて思い出せなかった。
今は半年前の本でもかなり覚えてます。
栓をしたら、お湯が溜まり始めた。
こんな人に読んでほしい
- 本を読んでも内容を忘れる人
- インプットは多いのに成果が出ない人
- 完璧主義で動けない人
- 「いつか始めよう」がずっと続いてる人
栓をせよ。
そうすれば、お湯は溜まる。
この本が言ってるのは、結局これだけです。
でも、この「これだけ」ができてる人、どれくらいいますか。
80のメソッドより、まずバスタブの栓を閉めることから。
具体的にどう閉めるかは、本書で確認してみてください。